私はそれから
昔のことを知ってる央玖斗と一緒に
方法を沢山考えた




でもこれと言って最善案は出てこない。



それから海斗がなぜ美蓮に事実を言わないのかという話になった。



「央玖斗は海斗が美蓮に何も言わない理由しってるんでしょ?」




「知らない」



隠し事なんてしてない真っ直ぐな目で央玖斗は言った。



「え?知らないの?」



あたしはずっと央玖斗がそれを知ってると思ってた。
まさか知らなかったなんて。




「でも、海斗のことだからなにか大きなことを自分で抱えてるんだと思う」



央玖斗は遠いところを見ながらいう。



「大きなこと...?」




それってまさか。



「海斗のお父さんのこと?」



あたしの頭の中では少しつづ何かが繋がり始めた。