「なにしてんだ!」


谷村が消えた途端に
あたしは央玖斗に怒鳴られた



「だって、、、だって、」


あたしは声が出ない



「口調が男だからって力でかなうわけないだろ!?」


央玖斗は真剣な目をしていた




「でも!!!あたしは!もう、、あのふたりが離れるところは見たくない、、、、んだよ...」




あたしは精一杯涙をこらえた



「俺だって見たくない!でももう聖良にも傷ついて欲しくないんだ、、大切な人を、、、2度と役立たずは嫌なんだよ...!」


そう言って央玖斗は
わたしの足の傷を撫でた




「なんのために俺が、、喧嘩してたかわかるか?族になんか入ったと思ってるんだよ!」


そんなこと知るわけない