アパレルでバイトを始めてから
2、3ヶ月が経ち
仕事内容にもだいぶ慣れてきた頃だった。




「あ!美蓮ちゃんじゃん!」


唐突に声をかけられた
これの主は雷輝くんだった。




「あ!雷輝くん、」



いつ見ても笑顔かっこいいなあ~



「美蓮ちゃんバイト中?」




いつもの明るい調子で雷輝くんが聞いてくる



「うん!まあ、あと30分で上がりだけど」



「じゃあ!このあとご飯行こうよ!待ってるから!」



あのかっこいい雷輝君からのお誘い
私はふたつ返事で返事をした。





でも仕事がいきなり忙しくなり
30分ではとても上がれる状況じゃなくなってしまった。



雷輝くんに謝りに行こうと思った時


そとに海斗の姿が見えた。



「何してんの?」



すぐに海斗に声をかけられる




「友達が待ってくれてるんだけど仕事忙しくなっちゃって、、、、」





悲しそうな私の顔を見てから




「代わってやるから行ってこいよ、俺どうせ暇だし」



海斗が言った。

私はその言葉に甘えることにした。




「ごめんね、ありがと!この埋め合わせは絶対するから!」



そう言って私は足早に店をあとにした