驚いて後ずさった時
後ろのロッカーにぶつかってしまった



「誰だっ」


仲川海斗は飛び起きてしまった



そして仲川海斗は自分の肩に手を当てて
私に問いかけてきた




「見たのか?」



私は答えることが出来なかった。
ただずっと仲川海斗のことを見つめていた





「最悪だ......」



そんなに見られて困るものって何??




「刺青...」


私はぼそっと口に出してしまった
慌てて口を抑える




「意味ねえよ口抑えたって。大丈夫だ別に怖いもんじゃねえよ」



初めて仲川海斗の笑顔を見た
その時初めて見た時に抱いた嫌悪感は少しずつ消えていった。



私は海斗といる謎の安心感にとても安らぎを感じていた