キーンコーンカーンコーン


「はーい、じゃあ、将来の夢を発表しましょう、はい!内山光くん!」
「はーい!僕の将来の夢はサッカー選手になって有名になって大好きな人を幸せにすることです!」
「素敵な夢ですね!はい次は...」


みんなが次々に発表していく。
私は自分の板が回ってくることを楽しみにしていた。
みんなが拍手して褒めてくれる。きっと私の夢だって。

「私の夢は街を守る、アンパンマンみたいなヒーローになることです!!」

その瞬間教室が一瞬凍ったように感じた。
その後一斉にしてぼそぼそと悪口が聞こえた。
誰かが大きな声で行った。

「小学せあのくせにださっ!」
それと同時に私に飛んできたのは言葉の針だった。