私は、すぐに涼生を探した…

涼生に『ありがとう』という言葉を伝えるために…

なぜ、涼生に？？って？それはね、あるひとりの子が教えてくれたんだ…

「１年生の木下涼生っていう子知ってる？
その子がね、教室に入ってきて、リーダーぽい子に大きな声で、
『柏原さんが傷ついているのがわかんねぇのか！
もし、自分がされたらどー思うんだよ…
人の命助けることがそんなに悪いことなのか？
だった、お医者さんはみんなに嫌われなきゃいけねぇのかよ！』」

そーいって、去っていったということを教えてくれた…

私はその話を聞いてきたとても心が締め付けられた…

そして、その話を聞いたあとすぐに図書室を飛び出していた…

目的地は彼がいつも楽しそうにサッカーをしているグランド…

私はすぐに涼生を見つけることが出来た…

そして、私は今すぐ『ありがとう』という言葉をいいたくて、

涼生の元までいかずに、

「りょうせいーーーーー
いろいろありがとねーーーーーー!!!!!!!!!」

と大きな声で叫んだ！笑笑

すると涼生は私の声が聞こえたのか、こっちに向って、親指をグッとたて、とびきりのスマイルを見せてくれた…

そのスマイルはまるで太陽にてらされているヒマワリのようだった…

私はその笑顔に心を打たれてしまった…