【短】熟年愛

「……え?」


固まってしまった私――。


何故なら……彼に目を向けていた間に


全開になったオルゴール……いや、ジュエリーボックス。


そこに置かれた……



光る指輪。



パッと彼を見ると……


ほんのり顔を赤らめ、指輪を手に取った。


そして、もう片方の手で私の左手を取り……




「結婚しよう。」