「冬馬!どうしたの?」

「気持ち悪い。ウッ・・・。」


とりあえず、家に連れて行かないと。

あ、ここにいたらさっきの奴らに見つかるかもしれないわね。

星羅たちに連絡するか。

いえ、その前にここから出た方がいいわ。


「冬馬、ごめんね。揺れるわよ」

「ああ・・・」


星羅の番号、星羅の番号、・・・あった。


「星羅?冬馬が倒れたの。水族館前に」

「いるのね?待ってて、隆とおにぃがいるからすぐに行く!」


なるべく早く。

お願い。