「ねえ、美琴。」 「ん~?なに?」 なんて真剣な顔。 今までの流れに真剣になることなんてあったっけ? 「俺たち以外に人がいる気がする。」 「そんなの当たり前でしょ。係員の人たちがいるんだから。」 「ちがう。一般人じゃないのが混ざってる気がする。」 冬馬は人の気配に敏感だからな。 う~ん。 確かに、そんな気もする。 てことは。副会長モードですな。 「少し調べてみようか。」 「そうですね。じゃ、行きましょうか会長。」