「この程度で私たちに勝とうとしていたの?バカね。」 「遅刻する。急ぐよ。」 「冬馬、主語がない。誰にいってんの?」 「・・・美琴。」 「はい。行こうね。」 ごめんね。 私の家、何かと日本語にうるさいのよ。 冬馬も知ってるでしょ? 「わかってるよ。」 「じゃ、救急車呼んでからね。」