「と、いうわけでタイムカプセルを見つけないといけなくなりました。」


またか。

俺の幼馴染で頼れるであろうこの副会長は

いつも面倒を連れてくる。

それは、きっと彼女の人を放っておけない性格からなのだろうが

面倒だ。

でも、副会長モードと言われる今の彼女は正義感と不信感の塊。

仕方のないことかな。


「じゃ、行ってきます。」


人の話を聞かずに突っ走るところも変わってない。

美琴の勘はいつもよく当たるからすぐに見つけられるだろうけど

俺だって美琴と同じくらいの勘を持ってる。

なんか、胸騒ぎがする。

それに、あの山地って教師はこのことを前から計画していた気がする。

そんな笑い方だった。


「ちょっと調べようか。」