「藍!」
1階からお母さんが文句を言う声が聞こえてきた。
「今日から中学生でしょ!もうちょっとちゃんとできないの?」

私、高倉藍。
今日から中学生。
ベッドから時計を見る。
まだ、6時。
いくら中学校が遠くなるからって時間が早すぎ。