『よしよし!!泣かないの!!奥手な美桜のことは知ってるから。少しでも協力してあげたいから。』と小春が言ってくれた。

『…小春。ほんと優しすぎるよ…。ありがと!!私絶対頑張るから』

そんな話をしている時だった。私達は三年の女子の先輩達とすれ違った。

一瞬だが、すごく睨まれているような気がした。

でもその時は気にせず私と小春は自分のクラスへと帰っていった。


このときから私達の作戦はうまく行かなくなってしまった。