秋の風が吹く中、私は独り外で泣き続けた。
「お前の彼氏に言うか言わないかは俺の勝手。さあ、どっちを信じるんだろうね?」
そう言って笑いながら私を置いて元彼は帰って行った。

何でよ、何で私なの。

無力な自分にとても腹が立った。

そしてその日の夜、また手首に傷をつけた。