「り、高野くん…なんで、高野くんがいるの。」
カーテンを開けたのは、まさかの隆ちゃん。
意味がわからない。
なんでよりによって隆ちゃんなの。
あの日、手当してもらったあの日から、
まともに話すのは今日が初めて。
「また、言った。」
「…え?」
眉間にシワを寄せて私にもう一度言った。
「…なんで苗字なの?」
そんなの決まってるのに…。
「だって、高野くんは、朝妃の彼氏なんでしょう?」
「それとこれは別。呼んで。」
「いや、でもっ…。」
と言うか、なんでそこまでして名前にこだわるんだろう、隆ちゃんは。
ギシッ。。。
私の方に近づいてきた隆ちゃんは
にやっとさせて、
「…呼べよ。昔みたいに。」
また振り回されちゃうな、私。
「…わ、わかったから、どいてよ。
…隆ちゃん。」
一応、あの帰った日も言ったんだけどな。
1回じゃ満足しなかったってことか。
この緩い感じなんなんだ。
いつの間にか気分が悪いのもなくなっていて、違う意味で心臓が悪くなりそうになってる。
無言のまま、ベットに腰掛けた隆ちゃん。
無言の割に顔が緩くなってるんだけど、貴方。
「…もう、私、大丈夫だから。帰ってくれてもいいよ?起きるまでそばにいてくれたんだよね。ありがとう。
…もう、大丈夫だから。」
てか、ほんとに、なんでいるのが隆ちゃんなのよ。
はぁ。。。
