ゲリールが出ていった後、カムイは一人で考えていた。


あの少女が、本当に魔女なのかどうか。
もし魔女だったら、どうすべきなのか。
国民にこの事を知らせるべきかどうか。

…色々考えることが出来てしまったな。
まずは、あの少女が目覚めなければ。話はそれからだ。


カムイは一旦目を閉じて深呼吸をすると、目の前にある書類の山に取り掛かった。