「そいつらの特徴とか、覚えてねぇか?」
カムイは神妙な顔でそう尋ねた。

「……蛇」
しばらく考えたエステルは呟いた。

「蛇が二匹…絡み合った旗を持ってた。」


「セルパン…か。全く、卑怯な事を。エステル、ありがとう。助かったよ。」
カムイはエステルの頭にポンッと優しく手を置いた。



「さぁ、闘いの始まりだ。すぐ終わるだろうから、エステルはこの部屋から出るなよ。」
カムイはそう言うと、隣の執務室に行った。


…ここってカムイの寝室なんだ。