しばらく四人と話していたエステル。
最初は楽しそうに話していたが、ここに来たばかりのエステルはすぐに会話についていけなくなった。

他の隊員の話や、いつだかの戦いの話、近隣諸国や地元の話…段々エステルの顔は沈んでいった。
三人はそんなエステルに気付くことなく会話に華を咲かせている。



エステルはそっと三人の元を離れた。
自分が酷く場違いな気がしてならなかった。




一人になったエステルは、適当に料理を取りながらカムイを探してた。
しかし、既に会場を後にしているカムイを見つけることは当然出来なかった。