そんな日々を送ってきて、陸さんを好きにならない訳が無い。
日に日に好きが増していくばかりだ。


そして、私は椅子に座り本の世界に入り込んだ。


本に集中すると周りが見えなくなる私が、しばらくして陸さんが紅茶を置きに来てくれたのを感じながら。