そんな、無断欠席ってこと…?


「だだだ、だっ、誰と電話してたんですか?」
「うんや、ちょっとね…」
「そ、そうですか」


私は心配以外のなんでもなかった。
仕事なんて手につかなかった。
それどころじゃなかった。


莉羽…。
体調が良くないのかそれとも普通にだるかったのか…。


「あああ亜美さんっ!」
「…なに。」


突然立ち上がった涼真。

「なによ」
「ななな、な、なんの事か分からないですけど…元気、だ、出してくださいっ!
あああ、亜美さんが元気ないとぼぼ僕まで元気なくなります…」


ごめんね、涼真…。

「きょっ、今日はここまで、でで、出来ましたよ!みみみ、見ておいてくださいね!!」

…涼真。


「ありがとう。それじゃぁ時間だし上がっていいよ?私、取り締まり行ってくるから。
じゃあ、お疲れ様ね。」


私はそう言い残し署を出た。