「ってことでさぁ...やりたくもないことをやらされてるわけ」


そ、そんなことが...
うーん。霧里って...完全に総理よねぇ

めんどくさいことになってるわけかぁ...


「辞められるもんならさっさと辞めてーわ」


そう言って莉羽はグビグビとオレンジジュースを飲み干した。


「つか、腹減ったしなんか注文しねぇか?」
「え、あ、いいけど」


莉羽がメニュー表を開き二人で見ていた。

「ねぇ」
「なぁ」


「これ、おいしそうじゃない?」
「これ、うまそうじゃね??」


同時に息ピッタリで同じものを指していた。


「お、同じもの選んでじゃねぇよ」


そう言った莉羽の顔をこっそり盗み見したら
顔真っ赤になってた。


「このくらいで顔真っ赤にしないでよ~」


「うるせー」と言いながら莉羽はインターホンを押して早速注文をしていた。



まったく...う、うちの方も照れちゃうじゃない!
そんな反応...されたら