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「よっし!
今回も1位...!」


俺は3年生になって最初の定期テストの順位を見ていた。

俺の学校三浦学園の順位発表は昔ながらの貼り出し式だ。


次も頑張ろ

そう思っていたその時俺は後ろから引っ張られた。



「お前が莉羽か...?」



その声は低く重い声をしていた。

その場は人が沢山いたから引っ張った奴が誰かなんて分からなかったけど俺は答えた。


「そうだよ...っ」
「そうか...昼、屋上こいよ」


そいつはそう言って手を離しいなくなってしまった。


なんだったんだ...?
つか、まず誰だよ


順位の確認も終えていた俺はすぐに教室に帰った。