俺は亜美に思わせぶりな態度なんてひとつもとってない。
むしろ、亜美の方がそうなんじゃないかと思う。


日曜日の夜だって…
あいつと仲良さげにコンビニ入ってくるし

少なくとも、紫樹の方がいい子だなんて間違ってる。
あいつは…ただのストーカーなのに。


いつだって助けてくれた?
そんなの…都合のいい考え方だ。
ストーカー被害にあってることに気づいてないからそんなことが言えるんだ。



そもそも…勝手にケータイ触られてることにだって気づいてない。
普通、登録した覚えのない番号…



「はぁ。」



しかも、ほかの女って…

まさか、今日姉貴と遊んでたの見られたわけじゃないよな…??

だとしたら完全



「勘違いだ。」



ちゃんと説明…してこなきゃ。



そして、俺は亜美の病室に戻った。
まさかそこで好きな人の死体を見ることになるとは思ってもいなかった。