香澄は半ば強引に話を切り上げ、帰ってしまった。



不服なことはいっぱいあったけど香澄の言ってることも一理ある。



いつまでも過去の恋愛を引きずってるわけにはいかないよね。



明日の合コン、



少しは頑張って話してみようかな。



話してみないとその人がどういう人かなんて分かんないし。



小さな決意を掲げて、真っ暗になった帰路に着いた。








あなたと出会う前の夜。



私はまだ知らない。



恋ってすばらしいってコト。