「あはははははは。それで?」

いつものように、友達と話していると、慎吾くんがムスっとして、私と、友達を引き剥がした。

「痛!な、なに?」

「僕が、彼氏だから僕以外喋らないで。」

その時、慎吾くんの目はすっごく怖かった。

「う、うん。今度から、気をつけるよ。」

「うん。いいこいいこ。」

そう言って、頭を撫でてくれた。

そして、慎吾くんはクラスのみんなに、言った。

「僕と、沙羅ちゃんは、付き合ってるから、沙羅ちゃんをいじめるヤツは、半殺ししてあげるから、邪魔しないでね。」

ザワザワ

「ちょっ!何言ってんの!」

「だって、こうしないと邪魔なやつらがちょっかいだすかもよ?」

「そうだけど、みんなに言う?!普通!」

「言うでしょ。」

「言わないよ!」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったから、席についた。