本当にそうだ。来てるかも分からない。むしろいない可能性のほうが高いんじゃないだろうか。


「ぎゃっ」


麻夜がいきなり変な声をあげた。


「なに!?」


「あそこに、し、死体…?」


「は!?死体?」


麻夜の指差す方を見ると草むらから足が見えていた。

え、無理無理無理。なに、校内で事件?


と、とりあえず本当に死体か確認して……


恐る恐る二人で近よる。



「………あっ」