あたしは真奈の紹介をした。

「この子は西山真奈ちゃん。今日、あたしのクラスに転入してきたんだよ」
「ぁの・・・よろしくお願いします。それと・・・お邪魔だとは思うんですけど、今日一緒に帰ってもいいですか?」

真奈は自分から交渉を始めた。

「いい・・・よね?」
「決まってるじゃん。こんなかわいい子♪」

宏太先輩はとびっきりの笑顔を、さっきはあたしに向けていた笑顔を・・・真奈だけに見せた・・・。