************* 「なぁ、今日俺んち行かねぇ?」 急に真剣な顔で目も合わさずに話し出した宏太。 その目は、怖いとまで思うほど真っ直ぐ前を見つめていて。 あたしは何も言わずに静かに頷いたんだ。 それからは二人とも何も話さず宏太の家に行った。 そして今、二人はこの気まずい静かな空気に包まれている。