・・・4時だ・・・


あたしは喫茶店の中のイスに座って携帯を開いた。


その時、


「いらっしゃいませーー」の声とともに宏太入ってきた。



こうやって会うのも最後なんだよね?



宏太の目が見れずに、俯くあたし。



しばらくの沈黙の後、宏太が口を開いた。


「なぁ、何で避けてんの?俺、なんかした?」


やっぱ気づいてないんだね、


しらばっくれんの?


「この前、友達と買い物行ったときに見たんだ。」

「誰を?」

「・・・・宏太、キレイな女の人といた。」


自分で言った言葉にさえ・・・涙が溢れそうになる。



あたしはそれをグッとこらえた、