隠されたfact


そうしているうちに入学式が開始の時間に迫っていた。
ヒーズとトーズはまだお取り込み中のようだし、先に席に座ろうと考え、メイと一緒に座る場所をさがしていた。
入学式の席はクラスで分かれていて、受付で渡された紙に書かれた場所に行くと自分がどこのクラスかわかるようになっている。
クラスの振り分け方は入学者適性テストで行われる実技試験と筆記試験での合計点数において行われていて、成績優秀者順に40人をめどに区切られている。

上から順に
Aクラス、Bクラス、Cクラス、Dクラス、とKクラスまで分けられている。

Aクラスは将来、就職は引く手数多の
誰もが憧れる、エリート街道になれる

Bクラスでも、卒業生には王都に店を構えている人など、平民が憧れる仕事に充分つける。


私とメイはFクラスの者が座る場所の席だった。
Fクラスということがわかり、がっかりした。
なぜならEクラスから平民は援助金が一般に比べて多く受け取れるから。
農民という家の私からすると学費が高い。
元々平民といういうことで多少、学校から
援助を受けているが、もともと王族までもが来るような学校。学費で王都から離れたところにある村に小さな家を建てられるほど。
それに自分の実力がFクラスという点においても落胆した要因の1つ。
これ以上家計を苦しめる訳にはいかないと思い、クラスが変われるのは年に2回ある「ルューラー」という実技と筆記を行う大規模なテストでせめてEクラスには上がってやろうと勉学にやる気を見せながら
自分の席に座った。