「明日からさっそく働いてもらう」


「あ、はい」


「家のことは要が全部やるからお前は俺の言うことだけ聞け」


「はい」


「今日はもーいい、シェフがお前の部屋に晩御飯を運んでるはずだから食べて寝ろ」


晩御飯!
しかもここの専属のシェフがつくったの!


美味しいに決まってる!!


考えるだけでお腹がすいてくる


「嬉しそうだな」


「え、わかります?」


「お前わかりやすいからな」


「えっ」


「ふっ、まぁいい、服も全部部屋に揃えてあるから好きなのを着るといい」


「はい!あの…そこまでしてもらっていーんですか…?」


「気にするな、その代わり俺の言うことはなんでも聞くと約束しろ」


なんでもかぁ、


でもこれから生きていくにはこの人の力を借りないと無理そうだし…


「わかりました、約束します」


「破ったらお仕置きだからな」


「お仕置き…?」


なんですかその笑みは!!!


怖いです!!!!


「分かったなら部屋へいけ、明日7時に俺の部屋にこい」


「はい、おやすみなさい、それと…色々ありがとうございます」


礼はきちんとしとかないとね


「…おう」


ちょっと驚いたように見えるのは気のせいかな?


今日はもう疲れたから早く寝よう