俺は目の前で泣いてる萌を無意識に抱きしめていた。

「…日向?///」

「今日は思いっきり泣け。ずっと側にいるから。」

それから萌は俺の腕の中でひたすら泣いて泣いて泣き疲れて眠った。





ブーッブーッブーッ

携帯のディスプレイを見ると…
【朝倉美波】
高校の1つ上の先輩。別に好きじゃない。簡単にヤらせてくれる女友達の1人。

「はい。」

『日向〜?今どこにいんのぉ?美波ずっと待ってるんだけどぉ〜。』

しまった!!今日会う約束してたんだった…。

「ごめん!!今東京いないんだよ。友達の親が急に亡くなって今福岡に来てんだ。帰ったらまた連絡するから。」

『わかったぁ。電話待ってるね。』


「はぁ…。面倒くせぇ。」





「…彼女?」