私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる



『とりあえずな。変なもん食べたかもしれないからって検査して。』



『心配じゃない?帰る?』


『大丈夫母さん今日休みだから見てる』



笑ってそう言ったルイ君だけど
きっとホントは心配だろうなと思う


それでも帰らないって言ってくれるルイ君は
きっと遅刻した事を気にしてるからなんだろうな、、



『ルナはさ、俺の初めての友達なんだ』


『友達?』


『小学生の時よくある顔のことでイジメられてた』



ルイ君が?


『目の色が違うから宇宙人だとか見られると病気になるからこっち来んなーとか』



『そうなんだ、、』



『今思えば鼻で笑う事だけど当時は結構辛かった』



笑って淡々と話すけど
皆からそんなこと言われたら私だって辛い。



『その時に知ってか知らずか母さんが買って来た。それがルナ』



目を細めて笑うルイ君
本当にルー君が好きで大切なんだなぁ。