私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる



『うん、、』





『今から、、でもいいなら待ってる、、』



『、、ルイ君、、待ち合わせの場所に居るの?』



『居る。』



『待ってて、、下さい』



『当たり前だろ、、』



電話越しに笑ったのが分かった。


ルイ君は来てくれた、、


理由はなんであれ来てくれたんだ、、


行かないはずがないじゃない。





駅に向かうまでも


電車に乗ってる間も


信号待ちでさえも

今までよりずっとずっと長く感じで
"早く着いて"と心でずっと呟いてた。



待ち合わせ場所に着いた私は


『ルイ君、、』


後ろを向いて立っていたルイ君の背中を
ポンと叩いた。


振り向いたルイ君と目が合う。


やばい、、なんでか泣きそうだ。


『ごめんな』


『え?あ、うん』