私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる





こんなことだけで泣いてしまうなんて
私どんだけルイ君が好きなんだ、、。



『泣くと余計ブサイクになる』



そう言ってつねってた右頬を離し
涙を指で拭ってくれた。



わっ、、



ルイ君の手がほっぺに触れて
そこが熱をもったみたいに火照る。



『あ、ありがとう』



『俺が虐めたみたいに見えるから泣き止め』



『はぃぃ、、』


袖で目をこすり
ほっぺを拭いてルイ君を見る。


『携帯だせ』


携帯、、?私の、、かな?


『早く』


『え、あ、はいっ』


少しイラッとした顔のルイ君を見て
あわてて携帯を差し出す。




さっきまで悩んでた悩み事は頭から吹き飛んで
目の前のしれっと返事をしたルイ君を凝視する。