『ルーーイーー君!っっとっ、、とっ、、うわっ!』
『はっ、、!?』
振り向いたルイ君。
倒れる私。
あ、デジャヴ。
ドンッーー!
いった!、、くない?
『なに、あんたはタックルすんのが趣味なわけ?』
頭の上から聞こえる声は
まさしくルイ君のもので
やっぱり私はまたルイ君に支えられたのだろう。
『、、!ごめんなさいっ、、』
ゆっくり体を離す私に
"チッ、、"
と舌打ちをしながら袖をパンパンと
手で払う。
あぁ、やってしまった。
怒らした。
ルイ君に触れられたのは嬉しかったけど、、
せっかく一緒に帰れるかと思ったのに。
校門へと向かうルイ君。
あぁ、その背中がとても遠い、、。
するとピタッと止まるルイ君の足。
そして振り返る。

