『うぅ、、』
『ははっ!ボサボサ!』
『ひどいよぉ~』
ボサボサにされた髪の毛を手で直していく。
横で笑ってる谷梨君はごめんごめんと
顔の前で手を合わせる。
『、、ありがとぅ、、』
『ん?』
『谷梨君心配してくれたんでしょ?』
聞いてくれたのは多分、ルイ君のことさけてたり
元気がなかった時があったからだと思う。
だからありがとぅ、、とお礼を言った。
『あー、俺優しいからね!』
なんてまたニヤッと笑う谷梨君。
『まぁあれだよ、俺と普通に接してくれたことも嬉しかったし、応援してるって伝えたかったからさ』
『谷梨君、、』
『だから全然相談くらいならのるからこれからも気軽に喋ってよ』
なんでこんなに優しいのか
告白してくれた時も思ったけど、、。
うん。と頷く私を見てまたニコニコ笑顔で
前を向く谷梨君。
心の中でもう一度ありがとうって呟く。
こんな人に好きになってもらったんだって
思うと少し自信がついた。

