「……。即答だな。」


主任の顔が歪んでいく。


「主任に会わなければ
こんなに胸が痛くなったり
主任の事を考えただけで
涙が出る事は無かった。
なんでよ…。昨日の朝まで
は大嫌いだったのに!!」


「観月…。」


「私が言える事じゃないけど.
今日だって絢がこの車に
乗るのも嫌だったし!!
助手席のドアだって絢にも
開けてあげるんだって!!
絢の頭も撫でてあげるのかな
って考えただけで涙が出て
きたんだから!!」


感情的になっているのは
自分でもわかっていた。


もちろん勝手な事を言って
る事も…。


主任からすれば昨日まで
反抗的だった私が予想外
な事を言ってる事に.驚い
ているだろう。


でも…止まらなかった。