「俺…中学時代は俺なんて.いつ死んでもいいと思ってた
。そんな俺を救ってくれたのがあいつらだったんだ。」


主任の過去に何があるんだろう…。


「あの時…もし死んでたらお前に会えなかったな。
生きてて良かった。お前に会えた。」


主任の腕が伸びてきて
私の頭を撫でる。


「………。」


ずるいよ…。


またそんな事を言って
私の気持ちを振り回すんだ。


「お前は俺に会わない方が良かったか?」


「はい…。」


私の髪を撫でていた主任の
手が止まって…ハンドルに
戻っていった。