「楓…愛してる…。」


「んっ…。ダメ…声が出ちゃう…。」


「感じてんだろ?…声聞かせてくれよ…。」


「翼に…聞こえちゃう…。」


翼を産んで7年…。
私は毎日を幸せに感じながら暮らしている。


斗侑真は今でも毎日のように私を愛してると言ってくれる…。


斗侑真の深い愛に包まれながら私は今日も母から女に戻っていく…。


「まだ眠ってるよ…。
楓…愛してる…楓…。」


いつものように愛してるの言葉に私は昇りつめてしまう…。


「斗侑真…我慢出来ない…イキそうなの…あっ…んっ…。」


「お前のその声は俺を狂わせる…声を聞いただけでイキそうだよ…俺も…もうダメだ…一緒にイクぞ…。」


「あっ…あぁ…んっ…。」


斗侑真の果てる顔も私だけしか見れない…。


私の声も絶頂へと昇りつめる顔も斗侑真しか見れない…。


ずっと永遠に…。


斗侑真が私の前髪を掻きあげながらオデコにキスをしてくれる。


「楓…愛してるよ。」


「私も…。」


今日も愛を確かめ合って1日が始まる。