「緒方は騙されてるのよ!!わからないの!?
あんな女.ただ若いだけで中身なんてからっぽよ!!
どうせすぐに男見つけて貴方の事なんてすぐに忘れるような軽い女よ!!
私は貴方が欲しいの…。好きなのよ…。」


怒りが爆発しそうになる…。


でも…相手は女だ。


もし…こいつが男だったらもうとっくに殴っていただろう。


「……お前…それ以上.楓の事を悪く言うなら俺…本当にお前に何するかわかんねぇから…。
お前みたいに男を商品としか考えない様な女に楓の何がわかんだよ。
楓をお前なんかと一緒にするんじゃねぇよ!!
あいつはお前なんかと比べようが無い位.いい女なんだよ!!」


「きっと後悔するわよ!!」


「お前…何様なんだよ?
後悔なんて楓と別れた時に嫌と言う程してるよ!!
俺にはそれ以上の後悔なんてねぇんだよ!!」


「こんなにも貴方の事が好きなのに!!」…そう言って泣き出す。


俺はこの女と話すのも嫌になる。


最低な女…。


泣きながら立ち尽くす最低女を置いて俺はタクシーに乗り込んだ。


勝手に泣いてろ…。


俺にはお前が泣こうが喚こうが関係ねぇんだよ。