「お疲れ様。お先に失礼します。」


仕事が終わって足早に帰ろうとする私。


「楓…!!」


絢の声に振り返る。


「今日.帰りに食事しない?修ちゃんも一緒なんだけど…いつも.楓すぐに帰っちゃうから。たまには付き合いなさい。」


絢と三井さんは順調に愛を育んでる。


このままいけば2人は結婚するだろう…。


お似合いのカップルだと思う。


「ごめん…今日は…」


「ダメ!!用事が無いんだたら行こうよ…。
1人で居たら楓は余計な事ばっかり考えちゃうでしょ?明日は休みだし行こう!!」


絢が強引に誘ってくる…。


分かってるんだ…絢は私を元気付けようとしてる事。


「じゃあ…行こうかな。」


「うん!!行こう♪」


三井さんも仕事が終わって3人で
オフィスを出た。


いつもの居酒屋だと思っていたら
2人のお勧めのお店があるらしい…。


「楓もきっと気に入るよ!!」


そう言って2人が連れて行って
くれたのがお洒落な洋食居酒屋。


中に入ると広い店内にたくさんのお客さんが居た。