あの日から3日が経った。


どうやって自分の家に帰って来た
のか記憶が無かった。


鳴り続ける携帯。


着信はお母さんと真実さんだけ…。


あの日から私は斗侑真とも会っていない…。


連絡も出来ずに居る…。


食事も喉に通らず…眠れない日が続いていた。


斗侑真からの連絡も無い。


あの日.私を置いて帰って行った
斗侑真の後ろ姿が忘れられない。


職場には体調不良を理由に休みを取った。


その理由にも限界がある…。


少しウトウトしかけていた時に携帯が鳴った。


ディスプレイを見ると三浦主任からだ…。


「もしもし…。」


「観月?…ごめん寝てた?」


「いえ…。」


「大丈夫?体調はどう?」


「まだちょっと…。すみません。」


三浦主任には申し訳ないと思い
ながらも今の私に仕事をする気力がなかった。


いっそ辞めてしまおうか…。

そんな気持ちが頭をよぎった。