今日.斗侑真が帰って来る｡


私は仕事を終えてすぐに斗侑真の
家に向かった｡


早く会いたい…｡


きっと斗侑真も急いで帰って来てくれるはず｡


私は斗侑真の為に真実さんに
教えてもらったロールキャベツを
作りながら斗侑真の帰りを待つ｡


味見してみると美味しい｡


上手く出来た♪


グツグツと煮込みながら部屋の掃除とお風呂には湯舟にお湯を溜めておいた｡


きっと向こうではシャワーだけだったはず｡


｢楓!!ただいま!!｣


玄関から大きな声で斗侑真が私を呼んでいる｡


私は急いで斗侑真の元に向かう｡


｢斗侑真!!｣


結局出張が延びて20日間会えなかった｡


大きく手を広げて斗侑真が待っている｡


会いたかった…｡


斗侑真の胸に飛び込むと思い切り抱きしめてくれる｡


｢お帰りなさい｡｣


｢ただいま｡…いい子にしてたか?｣


頭を撫でながら子供をあやす様に
話し掛けてくれる｡


｢うん…いい子にしてたよ｡｣


斗侑真からのキスを何度も受ける｡


｢今日は帰さないから…わかってる?｣


｢うん…｡｣