昔話に盛り上がって話していると
御主人の三浦さんが帰って来て
三浦主任の手料理をご馳走になる。


合間.合間に御主人が桃ちゃんの
オムツを変えたり…ミルクをあげたりする姿を
斗侑真はずっと見ていた…。


「三浦さん…桃ちゃんが産まれた時って
どんな気持ちでしたか?」


「言葉に言い表せない位に感動したよ。
緒方君.子供の力って凄いんだ。こんなに
小さいのに僕は桃からたくさんの元気を貰ってる。」


三浦さんが桃ちゃんの寝顔を
愛おしそうに見つめていた。


「月並みだけど…仕事から帰って来て
いくら疲れていても桃の寝顔を見ると
疲れも忘れて.また明日も頑張ろうって思えるんだ。」


「いつも.やっと寝かしつけたのに
起こそうとするのよ。(笑)」


三浦主任が幸せそうに微笑む。