「ルナ、まず足を上げてください」
オレは、少しでもわかりやすくなるように、言葉通りのジェスチャーをして靴の履き方を教える。
ルナは本当に素直で、オレの真似をしている。
「そして、その足を、こう。ここに入れてください」
靴にある足を入れる部分を指差し、丁寧に指導する。
それを何故かニヤニヤと見ている一同。
「な、なんですか、皆さん」
なんだか照れてしまい、体がほんの少しだけ火照る。
ルナは気にせず右脚の方に靴を履いた。
「……。あ、ルナ、履けましたね。次はこっちの反対の足もさっきと同じようにして履いてください」
オレの言うとおりに動いたルナの両脚には、うまく靴が履かれていた。
ルナは、履けたことをオレに報告するかのように、こちらを見て、ゆっくりと頷いた。
オレは、ルナに向かってニッコリと微笑む。そこに、今の今まで黙っていたチェリーさんがいきなり口を開いた。
「あなたたち、お母さんと子供みたい」
その言葉に納得のいかないオレは、火照ったままの顔でチェリーさんの方に向き直して、言い放った。
「な、何言ってるんですか!?大体、親子に見えたとしても、どうしてオレは母親なんですか?」
「だってその格好なんだもの」
クスッとチェリーさんが笑う。
オレは、下を見て自分の格好を確認してみた。ピンクでフリフリのレースがついたワンピース。
お世辞にも男らしいとは言い難い姿。うろたえるオレにニヤニヤと笑っている葉月さん。
「な、なんですか?葉月さん。ちゃんとわかってますよ?お母さんという表現に合っている格好だっていうこと」
「うふふ。お母さんって表現が嫌なら、先生と生徒っていうのは?お姉さん、そういう設定も嫌いじゃないわ♡」
葉月さんのこの顔は、絶対にオレたちをおもちゃだと思っている。
これからこの人に遊ばれないように気をつけなければいけないと思うと、若干胃が痛い気がする。
「それよりどうするの?」
「オレ的には、まずチェリーさんたちの方が心配です。お客さん放っておいていいんですか?」
店の奥を伺うように、オレは顔を横に傾ける。
チェリーさんはニッコリと微笑む。
「それは大丈夫よ♡今はルナちゃんのことでしょ。これからどうするか決めてるのかしら?」
「……」
「まさか、考えてないの!?」
図星を突かれて、何も言えない。
黙り込んでしまうオレ。
そんなオレを、ルナはじっと見つめてくる。みんなの視線が痛い。
実際、何も考えないでここまで突っ走ってきた。自分があまりにもバカすぎて情けなく感じる。
オレは、少しでもわかりやすくなるように、言葉通りのジェスチャーをして靴の履き方を教える。
ルナは本当に素直で、オレの真似をしている。
「そして、その足を、こう。ここに入れてください」
靴にある足を入れる部分を指差し、丁寧に指導する。
それを何故かニヤニヤと見ている一同。
「な、なんですか、皆さん」
なんだか照れてしまい、体がほんの少しだけ火照る。
ルナは気にせず右脚の方に靴を履いた。
「……。あ、ルナ、履けましたね。次はこっちの反対の足もさっきと同じようにして履いてください」
オレの言うとおりに動いたルナの両脚には、うまく靴が履かれていた。
ルナは、履けたことをオレに報告するかのように、こちらを見て、ゆっくりと頷いた。
オレは、ルナに向かってニッコリと微笑む。そこに、今の今まで黙っていたチェリーさんがいきなり口を開いた。
「あなたたち、お母さんと子供みたい」
その言葉に納得のいかないオレは、火照ったままの顔でチェリーさんの方に向き直して、言い放った。
「な、何言ってるんですか!?大体、親子に見えたとしても、どうしてオレは母親なんですか?」
「だってその格好なんだもの」
クスッとチェリーさんが笑う。
オレは、下を見て自分の格好を確認してみた。ピンクでフリフリのレースがついたワンピース。
お世辞にも男らしいとは言い難い姿。うろたえるオレにニヤニヤと笑っている葉月さん。
「な、なんですか?葉月さん。ちゃんとわかってますよ?お母さんという表現に合っている格好だっていうこと」
「うふふ。お母さんって表現が嫌なら、先生と生徒っていうのは?お姉さん、そういう設定も嫌いじゃないわ♡」
葉月さんのこの顔は、絶対にオレたちをおもちゃだと思っている。
これからこの人に遊ばれないように気をつけなければいけないと思うと、若干胃が痛い気がする。
「それよりどうするの?」
「オレ的には、まずチェリーさんたちの方が心配です。お客さん放っておいていいんですか?」
店の奥を伺うように、オレは顔を横に傾ける。
チェリーさんはニッコリと微笑む。
「それは大丈夫よ♡今はルナちゃんのことでしょ。これからどうするか決めてるのかしら?」
「……」
「まさか、考えてないの!?」
図星を突かれて、何も言えない。
黙り込んでしまうオレ。
そんなオレを、ルナはじっと見つめてくる。みんなの視線が痛い。
実際、何も考えないでここまで突っ走ってきた。自分があまりにもバカすぎて情けなく感じる。


