飼い主はイジワル先生⁉︎

「私がお父さんを、殺したの。」

陸斗、嫌いになったかな?私のこと嫌になっ

たよね。全てを話した時、陸斗が離れて行く

ような気がした。でも、それとは真逆で、陸

斗は椅子から立ち上がって私の方へ歩み寄り

、私を後ろから優しく包んでくれた。

その腕に少しだけ「お父さん」を感じた。

「みい、辛かったな。」

陸斗の声が震えている。

「もう1人じゃない。オレがずっと隣にいる

。嫌っていっても、離さないから。」

陸斗が涙を流してくれてる。

「お父さん、私のこと恨んでないかな?」

「恨むわけないだろ。大切な娘の誕生日ケー

キを買いに行けて嬉しかったはずだ。