お父さんが亡くなったのは、6年前の今日、
私の誕生日だった。私の誕生日ケーキを買っ
て帰る途中に運悪く事故に遭った。
お父さんがめぐの家を出て、1時間。
「帰ってくるの遅いね。」
私とめぐは不安になりながら、大きな窓から
お父さんの車が見えるのを待っていた。
プルルル。プルルル。一本の電話がかかった
。何か嫌な予感がしたことを今でも覚えてい
る。めぐのお母さんが受話器を置いた時の顔
は今思えば、とてつもなく青ざめていた。
「みいちゃん、めぐみ、今から一緒に病院行
くよ。」
何も聞かされないまま、ただ手を引かれる方
へ歩いた。
私の誕生日だった。私の誕生日ケーキを買っ
て帰る途中に運悪く事故に遭った。
お父さんがめぐの家を出て、1時間。
「帰ってくるの遅いね。」
私とめぐは不安になりながら、大きな窓から
お父さんの車が見えるのを待っていた。
プルルル。プルルル。一本の電話がかかった
。何か嫌な予感がしたことを今でも覚えてい
る。めぐのお母さんが受話器を置いた時の顔
は今思えば、とてつもなく青ざめていた。
「みいちゃん、めぐみ、今から一緒に病院行
くよ。」
何も聞かされないまま、ただ手を引かれる方
へ歩いた。



