そんなみいを見ていると、オレのS心に火が

点いてしまう。

「みいはオレともっと色んなことしたいのか

ー。そっかー。」

なんて言うと、みいは赤かった顔をもっと赤

らめて、オレの肩を優しく叩いた。そんなみ

いが可愛すぎて、オレは華奢な体を抱きしめ

て低く耳元で囁く。

「嘘だよ。ずっと一緒にいるから。」

「約束だよ?先生。」

ほんの少し不安そうに、でもどこが安心した

ようにみいもオレの背中に腕を回した。

甘々な夏休みも過ぎて、学校祭まで残り1カ

月を切っていた。

「先生。」

突然オレを呼び止めたのは、今最も会いたく

ない生徒、オレのライバル、加藤だった。

「なに?」