オレだけ見てほしくて、全部ひとり占めしたく

なった。みいの笑顔も、泣いてる顔も、怒って

る顔も。だから、みいがいい。オレの彼女に

なって?」

先生の心臓の音が早く聞こえる。その隣で同じ

くらい、ううん、もっと早く高鳴る心臓は私の

もので、なぜか2つのそれの音が心地よかっ

た。「彼女になって」って返事なんて…答えな

んて一つしかない。

「はい。先生、大好きです。」

勢い言った大好きは思ったより恥ずかしかった。

先生の身体が私から離れて、うつむいている私

の顔を覗く。

「みい、顔真っ赤。照れてんの?」

「そ、そんなこと…!んん///」